2008年5月4日 AE86・シングルスロットル吸気温度変化テスト


エンジンノーマル4バルブ、シングルスロットル、タコ足、マフラーの良くある仕様でエアークリーナBOX取り付けでテストしてみたいと思います。
Z32エアフロ用エアークリーナをBOXとスロットル配管をアルミ製作して共締めします。

純正エアークリーナBOXの容積は約4L、専用エアークリーナBOXは10Lの容積を確保しています。

純正エアークリーナから製品を付けて試乗してみるとアクセルレスポンス、トルク感が良くなりました。

Φ100の外気導入口を製作。
ライトバッフル下側のパネルをカットしてダクトホースがスムーズに取り入れるようにします。

アイドルアップソレノイドとエアコンアイドルアップソレノイド配管を製作しています。
今回製作した配管はAE86専用エアークリーナBOXオプションパーツとしてラインナップする予定です。
4連スロットル用配管もラインナップ予定です。

トラストのe−マネージアルティメイトを取り付けてデータを取ります。
テスト場所はエビスサーキット東コースをグリップ走行します。
テスト方法はドライバーの走り80%位の安全運転で3週連続で走り、ピットで吸入温度が上がるまで休憩、その後3週連続走行を行いコースアウトをしています。
最初にエアークリーナBOXを取り付けテスト。
次にエアークリーナBOXを取り外し、エアークリーナがエンジンルームで剥き出し状態でテストを行いました。


赤線がエンジン回転数、緑線が吸気温度です。
エアークリーナBOX取り付けアイドリング状態は吸気温56.5℃から変化なし、走行スタートしてサーキット2週ちょっとで34.8℃まで下がっています。

エアークリーナBOXを取り外し、導入口の穴をテープで塞ぎます。


アイドリング吸気温が65.1℃でエアークリーナBOXより8.6℃高い温度です。
最大に下がった吸入温度で49.5℃でエアークリーナBOX取り付け時より14.7℃高い結果となりました。
3週走行後、ピットで停止してエアークリーナBOXが付いているアイドリング吸気温になったらスタートしています。

温度計を持っていなかったのですがその日の気温を調べると高くて19℃でした。

吸気温センサーはサージタンクに取り付けられていてシリンダーヘッドの熱が伝わり、外気温まで下がらないようです。
高速道路や一般道路走行でも34℃以下に温度が下がる事は有りませんでした。

走行中で分った事は最終コーナー立ち上がりの急勾配でエアークリーナBOX有りなら坂の途中で2速から3速シフトアップしていたが、無しの場合、2速で回転数が止まったまま何も出来ず上りきった所でレブが当たる状態でした。
加速感やトルクの違いがはっきり感じ取れる結果となりました。